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アニメを見たりアニメの情報を見たり聞いたり読んだりしたら書き足しますが頻度少。もう存在しないアニメスタジオのこととか大々的に扱われることの少ないスタッフのこととかに興味がありますが、そうでないものも普通に感銘を受けたりなんかはするわけです。

2025

0420
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2013

0508
ドッとKONIちゃん 17話Bパート「鯖対関鯖」
絵コンテ・演出・作画監督・原画 米田光宏

色々無茶苦茶だけど、だってキャラアニメだもん、「ドッとKONIちゃん」。
監督はワタナベシンイチ。
小錦がザ・テレビジョンのマスコットキャラだった時に連動して放映されていた番組。

17話のBパート
はキャラクターデザイン担当の米田さん一人原画回
鯖が敵と戦ってるシーンのBGのザラッとした紙みたいな処理、
主線がオレンジ色の樹木、変な色の樹木、回想シーンの魚眼、
対決シーンの湯浅っぽい剣戟。
演出のテンポもいいし、色々と変な要素を堪能できる、凝った一本です。

作wikiには「八犬伝パロ回」って書いてあるけど、銘打つほどパロってるわけではない。アクションシーンで、湯浅政明さんがよくやってた、「ところどころ刀が平たくになる」作画をやっています。(他に表す言葉が見つからない…)
ペラッペラで立体感が無いようで、一瞬カメラ側に迫ってくるように見えることもあって、あれ不思議ですよね。現実でああ見えるかというと、それもまた微妙な所で。アニメだぜって感じです。
ああキャプりたい。
ちょっとだけ。


幻のアニメだなー観たいな~と思っていたら、バンダイチャンネルで単品での配信が開始されていたので、今では比較的簡単に見ることができます。
AパートCパートも一緒についてくるのでオトク!
ナベシンアニメはこうだったなあ、という空気感を味わえます。監督は安田さんに変わってるんですけど、変わったあともセリフは早いし「●●げなモノ」といったナベシン風センテンスは健在。ナベシンの作風を引き継いだのかしら。
ナベシンに弄ばれている南央美キャラを久々に聞きたいなあ。それと、田村ゆかりが良いみゅー。

アイキャッチ音楽、ごきげんようか何かで聞いた気がするなあ。


ドッとKONIちゃん 17話 
Aパート
絵コンテ 米田光宏
演出   宮崎一哉
作画監督・原画 春日香 (これ絶対湖川さんだよね)
原画 西田美弥子 立山信也
   宮西多麻子 小野隆史
動画検査 鈴木和弘  制作協力 スタジオマーチ
Bパート
絵コンテ・演出・作画監督・原画 米田光宏
動画検査 椎谷太志
Cパート
絵コンテ ENちゃん
演出   谷口則夫
作画監督 関口雅浩
原画 進藤満尾 木下喜生
   横瀬順一 河村佳江
  アニメハウス ダスト
動画検査 北川太郎 制作協力 ACGT





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2013

0503
日本橋・丸善で開催中の
関修一原画展~名作アニメーションの世界~」へ行って来ました。
前回レポはこちら
今年の開催時期をすっかり調べ忘れており、
気がついた時には(5月2日夜)関さんとマッド・リュージ松土隆二(ベガエンタテイメント社長・元日アニPD)のトークショー終わっていたという悲しみ。聞きたかったなー。

毎度ながら撮影禁止なので文章のみでの振り返り。
例年、原画展と銘打たれていますが、アニメーション原画ではなく絵画の展示です。大半は名劇キャラのもの。複製原画の販売があります。物凄い高額です。
ポストカード販売もあって、展示作品と同様の図版からオリジナルイラストのものと種類豊富なので、そちらでも充分に欲は満足できるかと。

2013年の新作が展示されていたので、以前行った方も、もう一度行く意義はあると思います。
ペリーヌ物語・小さなバイキングビッケといった人気どころが多かったですが、
乙な所では「シンドバッドの冒険」の描きおろし新作も展示。
東京MXでの再放送に合わせてでしょうか。活き活きしてました。
「わたしのあしながおじさん」の絵が二点あったのも嬉しかったな。
動物も何点か展示がありましたが(これは昨年もかな)、あれは「ふぉうちゅんドッグす」と関係あったんかな、はてさて。

会期中、運が良ければ、関さんご本人がギャラリーにいらっしゃいます。(作家全日在廊、とジュンク堂のサイトにありますね。ただ喫茶店で休まれている事もあるようです)
私が行った時は、中央のテーブルについてファンの方にサイン色紙を描いていらっしゃいました。込み入ったお話をしてたので、業者の方だったかもしれないですけど。羨ましいなあ。

しかし観る度に思うんですけど、本当に無茶苦茶上手いです。しびれます。
今回買ったポストカードら。トムソーヤー関係の絵が良すぎ。



ついでにと言ってはなんですが関情報

こちらのメモリアルブックには、巻末にインタビューあり
「南の虹のルーシー」「トム・ソーヤーの冒険」「ふしぎな島のフローネ」「私のあしながおじさん」のキャラクター設定も載っています。現時点で関さんの設定画を見られるのはこの本くらいでないかな。
赤堀重雄さんもブログで何点か公開されていましたっけ。


こちらは関インタビューは無いですが、黒田監督とか佐藤好春さんインタビューあり。

私は世代じゃないのでわからないんですけど世紀の珍作だったらしい「REX恐竜物語」絵本とかも探したいんですが、情報求むです。画像もないんでどういったものなのか分からない。



2013

0502
観てきた。池袋HUMAX。橋本昌和監督。コンテは高橋誌村宮脇増井、演出佐々木忍。
本当は新宿ピカデリーで「はじまりのみち」のパネル見たかったけど断念。

感想、風間ママファン必見映画その2だ!(その1は踊れアミーゴ)
浦沢義雄成分には予告の段階から期待はしていなかったけど、本当に浦沢臭は消えていた。冒頭のサラリーマンには代わりが居るいないのあたりに名残はあるか。セリフ回しは完全に整えられてしまっていると思う。
それがダメってんじゃなくて、掛け合いはかなり面白かったので、これで良かったんでないかと思う。
共同脚本はうえのきみこで、橋本監督のアニメスタイルインタビューから察するに、やはりセンテンスは直していそう。
敵キャラクターが良い感じ無意味な所はいいと思う。スシ夫婦仮面のキャストが無駄に豪華だったし、橋本監督おなじみの早見沙織とジェーニャの名前もあったので声優的にも楽しめるのでは。
早見沙織のロシア語が聞けるぜ。


以下感想ネタバレあり。メモ的に箇条書き。
お話は良かった。大層なことをしないでいこう、みたいな。
敵キャラのバックボーンの描き方が丁度良かった。しんのすけ側にそれを押し付けもしなかったとこも。それに絡む演出も、大仰でなくてイケてる。けっこうキーになる部分を無駄に強調したり説明したりしなくて、かといって分かり辛いわけでもなく、整理が上手い。
ラスト、グルメッポーイが悩んだ挙句自分から食べに行くのもイイです。あーゆーのやられると「お前も辛かったんだよな」みたいに思ってしまってつい気持ちが弛くなる。

ギャグとして心に残っているのは川越シェフがA級グルメ機構にとっ捕まってマナー教育されてるところの、「ボクは一流だ! CDだって出してる!」です。CDだって出してる!
マサオが笑いの美味しいところ持って行きまくり。一龍斎さんと真柴さんの実力を感じたなー。
中盤の劇画タッチギャグも久々にやってくれたなって感じで面白かったです。あれ、原画も「劇画クレヨンしんちゃん」の松山正彦さんだったら面白いんだけどそのへんどうなのかしら。末吉さんだったら赤っ恥だよ末吉パートぐらいわかれって感じで。
「あとは野となれ山となれ作戦」とかも過去へのオマージュかしら。
監督が作詞して荒川さんが作曲する挿入歌のパターン好きなので毎年やって貰えると楽しい。でも「宇宙のプリンセス」の自己紹介ミュージカルはかったるかったので、今作は時間配分のバランス感覚が上手だったなーと思う。

総じて橋本監督の演出はソツがない印象。
それって素晴らしいことなのに、何故か今猛烈に本郷監督や増井監督の微妙にズレた何かが恋しい!
なんだ、これは一体なんなんだ!

2013

0428
「うる星やつら オンリー・ユー」の冒頭とか
「チックンタックン」のOP/EDを手がけている中村泰敏さんという人。
ひょっとして絵本「たこやきマントマン」の作画担当の人と同一人物なのだろうか?
たこたこたこたこたこ。
「オンリー・ユー」、色が凄くいいですね。このくらいの洒落方が好きです。




チックンタックン」は女の子かわいいですね。本編でもこうなのだろうか。太眉でいいすね。
本編を全く見たことがないというか見られる機会が無いかも未来永劫。
年代を感じる演出が(最後の方の文字とか太陽とか。文字のトコよく見ると「ぴえろ」「フジテレビ」「学研」って書いてある)今見るとかえってモダンな気がします。配色が古びてないからですかね。
あと歌詞からただならぬ雪之丞を感じますね。「太陽あせるあつい恋」とか。
なんだよ急に「君とマラソンしちゃいたい」って。でもこーゆー飛躍いいと思います、パノラマ世紀末。


関係ないけど「たこやきマントマン」のOPは凄くかっこいいです。小原さん。

2013

0406
ものすごく遅ればせながら、「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」を観てきた。
監督はお馴染み寺本さん、絵コンテにハンターハンターで気を吐いていた久場良忠。アクションシーンかな、なんでも館あたりの。ていうかこの人は矢嶋哲生さんとは違う?
演出は、こちらもお馴染みの山岡実さん。
作監の一人に森久司さんがいました。SAMURAI'再放送→のび恐と、作画にハマったのは森さんパートがわかりやすかったから、という理由があるので、森さんの大々的な参加は嬉しい。ほか、原画には、シンエイ長編おなじみの大塚さん末吉さん、「新鉄人兵団」つながりでしょうか、戸部敦夫さん、山口晋さん
ら。関修一さんの名前もあった。それと二原に甲田さん。


サービス満点で、たいへん面白く見られた。
ドラえもんで触れてはならない部分の一つである(そうらしい、と聞いた)
「ひみつ道具の出自」について触れてしまっていたり、ちょいちょい反感を買いかねない部分もあったが、とても見やすいエンターテイメント作品に仕上がっていたと思う。
〆方が巧すぎてもう俺は弱いんだ上手に終わる話に。終わりよければ全てよしというか。
これまでを考えると、水準の高いオリジナル作品が見られた安心感は大きい。ますはそれが収穫では無いだろうか。寺本さんならこの先もイケる。楠葉さんは……OPもアレだったし……。渡辺さんは、多分もう何年かはドラえもんやらないんじゃないか……。
テレビの時の腰さんは好きなんで、もう一回腰監督でもいいかな。



些細なことですが。
前年までのように、大きな舞台を巻き込んだスペクタクルが起きないためか、小さく纏まってしまった印象は否めない。「未来を描いて面白くするのが難しい」という危険性を、巨大な博物館の内部だけで物語を完結させる事で回避したのは賢明な方策だったが、マイナス面にも作用してしまった。

劇中、ペプラー博士の失敗が原因で事故が二度も起きる。
彼が再三の失敗を悔いる場面もあるので、突き抜けて無責任な人物であるという印象は無いのだが(ペプラーメタルの開発も、おそらく資源枯渇を危惧しているからだし)
クルトが博士を庇い「負けたままでいいのか」と叱咤するのは、少し座りが悪かったかも。
起きた問題が真に迫っていただけに、「身内への甘さ」のような物も感じてしまって。
「どんな奴にも、いい所はある」という通奏低音に沿った話運びからすれば、
近しい者だから分かる美点、悪人の不在といった要素には頷けるのだが、
流石にペプラー博士にトラブルの原因を担わせすぎではないだろうか。
せめて、二度目の事故の原因を不慮の事故にしてあげれば、より博士の「諦めなさ」が際立ったんじゃないか。博士の駄目さは弱まってしまうが、バランスは取れると思う。
瑣末な引っ掛かりなので、気にしなくてもいい。今回は全体的に面白かったので、文句つける自信ないし。

それと、ギャグの台詞はかなりコント的というか、「無駄にでけ~」などなど崩した台詞が賑やかしの芸人のようだと感じた。構成作家らしさはギャグに出てくるんだなと。脚本清水東さん。
私は面白かったですが、子どもたちが一番受けてたのは台詞のギャグでなく、「シャーロック・のび太!」とか「スッポン」とか「怪盗ドラックス!」だった。台詞ギャグはお母様がたに受けていた。
笑いの配分もバランス良かったんだなあ。

いやほんとよく出来てました。








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