忍者ブログ
アニメの話しとかをするほうのブログです。

2012

0928
この小説を語る上で重要なのは、皆川博子の読者に対する真摯な姿勢であろう。
若年層向けレーベルからの出版である本作は、想定される読者層もおそらく少年少女であったと思われる。穿った目線かもしれないが、学園・華麗かつ幻想的な謎・男役的女性への憧れと、かつての少女たちが胸躍らせた要素がこれでもかと散りばめられている。背伸びした子供には、作品自体の入れ子構造も刺激的である。
本作において皆川は、「ミステリーとしての水準」を満たすのは当然のことながら、さらに「物語に胸ときめかせる少年/少女たちの先導」という役割すらも果たそうとしている。ブックガイドの役割という側面、古きよき少女小説の伝承という側面、戦争という時代を知らせる側面、そして、物語に浸らざるをえない少年少女たちへの理解。
時代設定・登場人物設定・作中の記述、そのすべてが、皆川から少年少女たちへ届けられた「案内」である。
本作の凄みは、そういった意図が全く自然に作中に織り込まれていること、そしてそれが遠慮会釈の無い視点でもたらされている事ではないだろうか。ある人物が最後に語る何気ない選択は、物語がときに人間の実人生をも大きく変える魅力と危険がある事を示唆している。
子供たちに遠慮してはならない。したたかな少年少女は、大人が想定する以上のことを感じ取る力を持つ。

かといって、本作が子供のためだけに書かれているかというと、決してそんな事は無いのである。
作中で描かれる少女たちの様子は豊かだ。イブ、もとい異分子でない少女たちは、清純であり、同時に浅はかでもある。年を経た読書家だちにとっては、味わい深い要素であろう。背伸びをしようとする少女たちの描写も、うまいの一言に尽きる。学園の華やかな描写、描かれるひそやかな交流は、年齢を問わずワクワクさせられる。
そうしてかつての子供たちは、皆川の紡ぐ雰囲気に酔いながら、かつて惹かれたもの(本、絵画、突き詰めれば、想像力を喚起するもの)がどのようにして我々に伝えられたかを感じ取る。

長くなったが、嫌味の無い皆川の技巧を楽しんだ、という月並みな感想で締める。
あらゆる本好きが敬意を払うべき作品である。




個人的に思ったのが昨今のカードゲームアニメについてで。
カードゲームの世界へ子供たちを導入する、という役割を果たさなければいけない時代は終わったのだろうかみたいな。
カードゲームアニメ(つか販促アニメ)って、物語が疎かでも販促が疎かでも印象が揺らいでしまうっつか手放しで褒められなくなる。
で、「バトルスピリッツ覇王」の、カードゲームの純粋な面白さ・戦略性を物語内にうまいこと差し込んで尚且つギャグアニメとして成立してる番組作りは、忘れちゃいけないことなんだと思うけど、効果があったかどうかと考えると・・・。
カードゲームアニメとしてはダンさん2部作はかなりスレスレだと思うんだけど、それっぽい路線に戻った事を考えると、アニメではゲーム性より「かっこよさ」をアピールすべきなんだろうか。(ちなみにバシンは面白かったけどルール説明を徹底できてなくて微妙だった)
戦略性に食いつく子供は少数かなとは思うけども、色んなことを伝えたいという姿勢は好き。だからちょっと悔しいな。すっげー面白いので、抜けがあった分をまた見返してます覇王。つい最近すげー面白いことに気づいたんですよ恥ずかしながら。
ていうかヴァンガード見る限り宣伝のうまさが大事なのかなぁとか。
同じTMSでやってたカードライバー翔は泣かず飛ばずだったからな・・・
小芹アイちゃん吊り目かわいいのに。吊り目だけど瞼の線がやわっこくて、SUEZENぽくていいんだけど、ほのかに増田敏彦さんのルパンなテイストも入ってたりで個人的にウヒョーだった折笠だし性格きつめだし。何の話だかわからなくなった。
だいたい俺カードゲームに思い入れ一切ないしな!ブヒーー!
そういえば成長した魔ゐ様にはときめきを感じませんでした。ブヒ。
PR
Post your Comment
Name:
Title:
Font:
Mail:
URL:
Comment:
Pass: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
11 2017/12 01
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
Y.C.STUPID
性別:
男性
職業:
くそ
趣味:
作画
自己紹介:
いぇーい
最新コメント
[12/14 韓国 偽ブランド]
[11/29 エルメス激安]
[11/25 N品]
[11/25 ブルガリスーパーコピー]
[11/25 バレンシアガ コピー]
最新トラックバック
カウンター
忍者ブログ [PR]
* Template by TMP